
—赤ちゃんから高齢の方まで、心と体にやさしく寄り添うケア—
音楽には、「聴 いて癒される力」だけでなく、「自分で音を出すことで心を整える力」もあることが、近年の研究で明らかになっています。
当教室では、「音楽を聴くこと」と「音楽を奏でること」の両方を取り入れ、年齢や体調に合わせたやさしい音楽療法を行っています。
ここでは、当教室で行っている5つの音楽療法についてご紹介します。
① 胎教のための音楽療法
妊娠中の音楽は、お母さまの ストレスを和らげ、心拍や呼吸を落ち着かせる効果 が報告されています。
お母さまがリラックスすると、赤ちゃんも安心し、より健やかな胎内環境づくりにつながると言われています。
当教室では
心地よい音楽を一緒に聴く時間
お母さまが簡単な楽器で「トントン」とリズムを奏でる時間
などを取り入れています。
「赤ちゃんといっしょに音で会話しているような感覚」を大切にしています。
② 認知症の方のための音楽療法
音楽は記憶の奥深くに届きやすいといわれ、表情が和らぐ・気持ちが落ち着く・会話が増える などの効果がよく見られます。
当教室では
・懐かしい歌の歌唱
・ピアノでリズム遊び
・一緒にハミングする時間
など、その方の好きだった音楽を中心に進めます。
演奏をすることは、「自分でできた」という自信にもつながり、活力を引き出します。
③ 小児がん治療中・治療後のお子さまのための音楽療法
小児がんの治療中は、痛みや不安が大きくなりやすい時期です。研究では、音楽が痛みの感じ方を和らげ、不安を軽くし、気持ちを前向きにすることが示されています。
当教室では
・好きな曲の演奏体験(ピアノ)
・自分だけの「治療応援ソング」づくり
・心が落ち着く音の時間
を取り入れ、お子さまのペースに合わせて無理なく進めます。
「自分で音を出す」活動は、自信や楽しみを取り戻す力になります。
④ アレルギー症状・小児喘息のための緩和ケア
音楽には、呼吸を落ち着かせ、自律神経を整える力があります。
喘息のお子さまに対して、研究でも“音楽が呼吸のリズムを穏やかにし、ストレスを減らす助けになる” と報告されています。
当教室のケアでは
・ゆっくりした音楽に合わせて呼吸をととのえる
・簡単な笛や楽器で「ふーっ」と息を出す練習
・不安をやわらげる音のリラクゼーション
など、医学的治療のじゃまをせず、補助的に心身を整える音楽時間をご提供します。
⑤ 痛みに苦しむ患者さまのための緩和ケア(終末期を含む)
痛みやつらさがあるとき、音楽は心をやさしく支える存在になります。
研究では、音楽は痛みのつらさを和らげ、気持ちを落ち着かせ、眠りを助けるなどの効果があると報告されています。
当教室では、
・穏やかな音楽に包まれるケア
・ご家族と一緒に行うハミングや歌の時間
・患者さまの想いに寄り添った即興演奏
など、心が少しでも軽くなるような音の時間を大切にしています。
「聴くだけ」も安心ですし、「手でそっと音を鳴らす」ことは、心が整う小さな自己表現になります。
🌱 音楽療法は「聴く」だけではありません
多くの方が「音楽療法=音楽を聴くこと」と思われていますが、
自分で音を出す、歌う、体をリズムに乗せる ことも、しっかりと効果があると研究で分かっています。
音を出す → 呼吸・姿勢が自然に整う
リズムを刻む → 不安が軽くなる
歌う → 心肺機能がゆるやかに刺激され、声を出す喜びが戻る
楽器を鳴らす → 「できた!」という達成感が生まれる
これらはすべて、人の心と体に良い影響を与える大切な時間です。
🍀 最後に
当教室の音楽療法は、難しいことは一切ありません。
「聴く」ことも、「奏でる」ことも、どちらもその方の心と体にそっと寄り添う音楽です。
患者さまやご家族が、少しでも安心して日々を過ごせるよう、
おひとりおひとりに合わせた音楽のケアをご提案いたします。